『世界標準の子育て』はすごく勉強になりました

我が家にも小学生と幼稚園の子供がいます。子育て関連のトピックにはついつい食いついてしまうのですが、中でも最近読んだこちらの本はすごく勉強になりました。

世界標準の子育て

世界標準の子育て

  • 作者:船津 徹
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2017-07-06

Amazon紹介ページより引用

本書は、世界各国で行われている子育ての理論と実践を体系化し、1冊にまとめた子育ての本です。
一般的に、「子育てには正解がない」と言いますが、「明確な正解がある! 」というのが本書の主張です。著者は、日米で20年以上教育現場に携わり、これまで4000名以上のアジア人の育成をしてきました。
まず本書の前半では、アメリカ、イギリス、北欧、シンガポール、インド、中国、韓国などの国々で行われている教育の実情、それをふまえて、日本人の子育の間違いを、指摘していきます。

そして後半では、実践編として、子どもの子育てノウハウを体系化しています。
「子どもを社交的にさせる方法」
「子どもの頭をよくする絵本の読み聞かせ方」
「しつけを教える時の正しいタイミング」
「子どもにさせるべき習い事」
「勉強でつまずかないための方法」
「男の子と女の子の育て方の違い」
「やる気のない子どもへの接し方」
「思春期の子どもとの向き合い方」

などなど、子どものステージごとに親がすべきことを体系化しています。また、多くの親がぶつかることになる悩みにも応え、その解決策も丁寧に解説しました。
本書は、決して子どもをエリートにするための本ではありません。
地頭の良さ、あきらめない心、社交性といった要素を育て、どんな環境の変化にも負けない子どもを育てるための方法をまとめた1冊です。
この内容を「子育ての基本方針」としていただくことで、子どもの可能性や潜在能力は、一気に開花していきます。

これからますますグローバル化が進むことを考えると、子育ても世界標準で考える必要がありますね。本書の中で気になったポイントをご紹介したいと思います。
「世界標準の子育て」目次
第1章 「世界標準」の子育て3つの条件
第2章 海外の子育て、日本の子育て
第3章 日本人の子育て7つの間違い
第4章 実践編「自信」を育てる3つのステージ
第5章 実践編「考える力」を育てる3つのステージ
第6章 実践編「コミュニケーション力」を育てる3つのステージ
第7章 子育ての「壁」への対処法
巻末特典 子育てQ&A 58
世界標準の子育ての3つの条件とは
「自信」「考える力」「コミュニケーション力」の3つが伸ばすべき能力ということです。これはビジネスシーンに限らず、普段の生活から欠かせない能力ですね。
自信
 ー自信こそが、すべての原動力となる
 ー干渉を減らして成功体験を積ませる子育てを
考える力
 ー考える力がなければ時代の変化に対応できない
 ーハードスキルよりもソフトスキルの育成へ目を向ける
コミュニケーション力
 ー高いコミュニケーション力が良質な人間関係をつくる
 ー親がコミュニケーションの手本を示す
自信がすべてのベースですね。時代の変化がとにかく早い(今後もっと早くなるでしょう)ので、そこに対応するために必要なのは考える力です。良好な人間関係は何をするにしても不可欠。そしてその良好な人間関係を築くのに不可欠なのがコミュニケーション能力、ということです。
世界の子育てと日本の子育ての違い
第2章は日本の教育事情と比較して世界はどうか、ということがまとめられていました。
世界一教育水準の高い北欧
 ー母親のストレス軽減のため父親の役割が重要
 ー7歳以降は父親が子どもに社会との関わり方を教える
褒めて自立を促すアメリカ人の子育て
 ー成長や達成を褒めることで子どもの自立を促せる
 ー褒める時は良い部分を具体的に褒めて「強み」を育てる
アジア諸国の問題点
 ーハードスキル(知識)に偏っている
 ー世界のトレンドは学力+ソフトスキル
何かと詰め込み教育などと揶揄されがちな日本の教育ですが、これは日本に限らずアジア諸国で同じような傾向にあるのですね。良い部分を具体的に褒める、というのはすぐにでも実践したいなと思いました。
日本人が子育てで間違う7つの落とし穴

1.人に迷惑をかけない子育てで自尊心の低い子に

2.愛情のすれ違いで臆病な子に

3.否定・命令言葉でキレる子に

4.せきたて子育てで「ムリムリ」な子に

5.兄弟姉妹は平等にでは家庭で問題が起きる

6.学校まかせで勉強嫌いな子に

7.身内への悪口で友だちができない子に

あーわかるわかる、と思いながら読んでしまいました。3章では日本人が文化や習慣として当たり前のようにしていることが、じつは子育てにはよくないということがまとめられていて、よく理解できました。

ステージ別 「自信」の育て方
0〜6歳、7歳〜12歳、13歳〜18歳の三段階で、どのような点に注意して「自信」を育てていけばよいか、4章ではこれらが紹介されていました。
ステージ1:0〜6歳 ー根拠のない自信育て
      100%親が与えるもの。1歳以降はお手伝いで。
ステージ2:7歳〜12歳 ー根拠のある自信育て
      「継続」と「競争」によって身についていく
ステージ3:13歳〜18歳 ー自信を確信にする
      Comfort Zoneから脱出させ、新しい刺激を与える
      やり抜く事で自信は本物に
全年齢共通:男女の育て方の違い
      男の子はおだてて動かす
      女の子はお母さんが手本を見せて動かす
ステージ別 「考える力」の育て方
続いて5章では「考える力」の育て方です
ステージ1:0〜6歳 ー言葉の力を強固に育てる
      言語力は6歳までが勝負。用事は母親の語りかけが重要
      0歳から読み聞かせを始め、3歳以降は質問をしながら。
      3〜4歳から50音を教える
      子供が自分で読めるようになっても読み聞かせは継続
ステージ2:7歳〜12歳 ー自分で考える、を育てる
      7〜9歳の間は多読を習慣づけ。10歳からノンフィクションに挑戦。
      小学校4年生以降は新聞記事を親子で読み、意見交換。
      算数はプリント学習で3学年先を目指す
ステージ3:13歳〜18歳 ー選択する力
      自分にとって何が良い選択かを考えて生活
ステージ別 「コミュニケーション力」の育て方
続いて6章は「コミュニケーション力」の育て方です。
ステージ1:0〜6歳 ー人と関わる力
      赤ちゃんとたっぷりコミュニケーション。2歳からはごっこあそび。
      子どもの話は遮らず、最後まで聞く
ステージ2:7歳〜12歳 ー幅広いコミュニケーションを取れるように
      習い事は個人活動ではなく、集団活動に参加させる。
      一人の人格者として扱う。地域活動など大人のコミュニティに参加させる
      演劇はコミュニケーション能力を高めるのに最適
ステージ3:13歳〜18歳 ー世界標準のコミュニケーションが取れる子に
      観光ボランティアなど。国際交流を体験。
      海外留学を半年〜1年経験することが理想
以上、ポイントに絞ってご紹介しましたがかなり具体的に書かれているので本当に参考になります。
巻末には子育てQ&Aというのが載っており、よく寄せられる質問がFAQ形式でまとめられていました。細かなTipsも非常に参考になるなと思いました。
ぜひ読んでみてください。
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