ここ数年、私の中では新宿御苑がずっとアツいです。
新宿御苑、行かれたことはありますか?私は2人の娘を連れて最低でも月に一度は足を運んでしまうほど気に入っています。もう中毒です。それくらい素晴らしい場所です。
例年桜の見頃の時期は3月下旬から4月下旬。2月頃から河津桜など咲き始めますが、やはりお花見シーズンである3月下旬頃からが桜を最も楽しめると思います。お酒の持ち込みはできないのでご注意ください(お花見シーズンは入園時に持ち物チェックがあります)。
新宿御苑は新宿区と渋谷区に跨る都心とは思えない広さの緑が広がる庭園です。江戸時代には武家の下屋敷があった場所で、明治にはいって農業試験場になり、1906年に新宿御苑となり、第二次大戦後に一般にも公開されたという経緯を持っています。昨年で110年ですね。
58ヘクタール(東京ドーム約12個分)の敷地内に、「イギリス式庭園」と「フランス式庭園」「日本庭園」があり、樹木の数は1万本を超えるそうです。中でも桜の種類が豊富なことで有名で、なんと65種1300本。なかなかこれだけの豊富な種類の桜が揃う庭園はないのではないでしょうか。例年4月上旬に開催される内閣総理大臣主催の「桜を見る会」というのは、実は新宿御苑で行われています。
昭和33年には巨大な温室も併設されました。当時は東洋一の大きさと言われたそうです。初代の温室は2007年にリニューアルのために閉館し、2012年に新しい温室がオープン、とても綺麗な温室になっています。寒い冬に新宿御苑へ散歩に行ったとき、温室に立ち寄るとその暖かさにホッとします。
3種類の庭園、それぞれの特徴ですが、まずは「イギリス式庭園」。
「イギリス式庭園」は広大な芝生広場が中心です。とにかく広いです。娘たちは裸足になって駆け回ります。天気の良い日は多くの人がレジャーシートを広げ、お弁当を食べたり、お昼寝したり、本を読んだり、思い思いの時間を過ごしています。巨大な木(高さ30m超えるゆりの木など)がいくつがそびえ立っているので、適度な日陰ができて、快適に過ごせます。木々の間からは代々木のドコモビルや新宿副都心の構想ビル郡が望め、どことなくニューヨークのセントラルパークを思わせる雰囲気も持っています。
「フランス式庭園」は左右対称に整備されたフランスらしい庭園で、多くの種類のバラが植えられた花壇があります。両サイドはプラタナスの並木路があり、その並木路に沿ってベンチが置いてあります。
「日本庭園」は池泉回遊式タイプの典型的な日本庭園です。池を囲むように回遊路が整備されているので、ゆったり散歩するには最適です。こちらは桜も綺麗な場所です。
とにかく広大なので、一度行っただけでは全貌把握するのは難しいと思います。なので何度行っても楽しいです。よく耳にする公園、庭園としては代々木公園や浜離宮恩賜庭園がありますが、それらは東京都が管轄になります。ところがこの新宿御苑は環境省の管轄ということで、少し毛色が違います。その分しっかり管理されているという感じがします。特に芝生の状態は素晴らしいです。初夏の頃からのふかふか具合は最高です。ぜひその頃の季節に行ってみて寝転がってほしいです。
新宿御苑の入園のご案内
【開園時間】
■9:00~16:00(16:30閉園)
【休園日】
毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【特別開園期間(期間中無休)】
3月25日~4月24日、11月1日~15日
【入園料】
一般200円/小・中学生50円/幼児無料